【実用】DaVinci Resolveで音声のノイズを除去するには?

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    専門的なスタジオや機材を使わない限り、直接収録される音声素材の中にはノイズが入っている場合が多いですね。DaVinci Resolveでは、必要な音声を残して、不要なノイズだけを除去する機能があります。本記事ではDaVinci Resolveで音声ノイズを除去する方法について分かりやすく説明していきます。

    DaVinci Resolveで音声ノイズを除去する方法

    DaVinci Resolveで不要な音声ノイズを除去するには、ノイズを除去したい動画をタイムラインに配置して、そしてノイズ除去のエフェクトをかけます。まずDaVinci Resolveを起動して、そしてノイズを除去したい素材をメディアプールに読み込みします。

    音声ノイズを除去はFairlightページで行うので、画面一番下に並んでいるアイコンから音符のアイコンを選択して、Fairlightページに移動しましょう。そして「メディアプール」から素材をタイムラインに配置します。

    Fairlight画面

    ノイズ除去のエフェクトをかける

    Fairlightページに動画を読み込んだら、ノイズ除去のエフェクトを動画にかけて不要な音声だけを消します。タイムライン画面に動画を移動した後、動画の音声が取り込まれて音声の波形が表示されます。音声クリップをクリックして、波形全体が赤い枠で囲まれた状態にしておきます。そしてこの状態で画面右側の「ミキサー」メニュー内にある「エフェクト」の「」をクリック。

    エフェクト

    「+」をクリックするとエフェクトメニューが開きます。ノイズ除去したい場合は「Restoration」を展開して、中にある「Noise Reduction」を選択してください。

    Noise Reduction

    そして調整画面が表示されます。下にある7つの丸いツマミを操作して、手動でノイズ除去するのも可能ですが、もし手動で細かく調整するのが難しいと感じるなら、「自動」を選択して、簡単にノイズを除去することも可能です。最後は動画を再生してノイズ除去の効果を確認して動画を保存すれば作業終了です。

    調整画面

    手動で細かい調整もできる

    前述の通りDaVinci Resolveのノイズ除去機能は優秀で、自動的にノイズを除去できますが、やりすぎて人の声など必要な音声も少し削ってしまうことがあります。自動で行ったノイズ除去が強すぎる場合には、手動で細かい調整を行うことも可能です。

    自動でノイズ除去を行った後に、Noise Reductionの画面で「手動」に切り替えて、下のツマミを動かして細かい調整を行います。ツマミはしきい値、アタック、感度、レシオ、周波数、ドライ/ウェット、レベルと7つあり、慣れるまでは「しきい値」「感度」「ドライ/ウェット」「レベル」の調整だけでも十分です。

    「しきい値」は除去するノイズの音の大きさを調整するツマミで、左に回すとより小さいノイズまで除去、右へ回すと大きなノイズだけ除去できるようになります。
    「感度」はノイズ除去の強度を調整するもので、左に回すとノイズの消し込みが弱くなり、右に回すと強くなります。
    「ドライ/ウェット」はNoise Reduction自体の強度を調整するツマミです。左に回すとNoise Reductionがかかっていない状態になり、右に回すとNoise Reductionの効果が大きくなります。
    「レベル」はゲイン、すなわち必要な音の大きさを調整するツマミです。ノイズを除去することで人の声など必要な音声が小さくなってしまうことがあり、レベルのツマミを右に回して必要な音声のゲインを上げるのです。

    DaVinci Resolveを使い慣れてくると、最初から手動で7つのツマミを駆使して本当に不要なノイズだけを除去するといった高度な音声編集ができるようになります。

    動画編集はTourBoxがオススメ!

    撮影した動画に不要なノイズが入ったら、ぜひ本記事で紹介した方法でノイズを除去してみよう!DaVinci Resolveには自動でノイズを検出して除去する機能があるので、面倒な作業をしなくても動画の不要なノイズを簡単に除去することが可能です。

    Davinci Resolveのような強力な動画編集ソフトでは豊富な機能が搭載されていますが、初心者にとっては難しいと感じるかもしれません。左手デバイスTourBoxを使えば、Davinci Resolveの機能を好きなように割り当てでき、最適なプリセットで効率的に動画編集できます。TourBoxはDavinci Resolve以外にも様々な動画編集ソフトに対応し、多くのプロ動画編集者に愛用されています。

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