動画編集ソフト「Filmora」は、直感的な操作で初心者でも簡単に高品質な動画編集ができることで人気のソフトです。今回は、画像を回転させたり動かしたりする方法を2つ紹介します。それぞれの方法にはできることや設定の難易度に違いがありますので、ご自身のやりたいことにあった方法を選んでみてください。
Filmoraで画像を動かす方法はいくつかありますが、今回は「アニメーションプリセット」を使う方法と「キーフレーム」を使う方法を紹介します。それぞれの方法には、以下のような特徴があります。
✓アニメーションプリセット:あらかじめ用意されている効果から選ぶだけで簡単に適用できる
✓キーフレーム:画像のほかテキストなど様々な素材に自由な動きをつけることができる
アニメーションプリセットは予め用意された効果しか使用できないので、手順が簡単な反面、効果の種類が限られるというデメリットがあります。一方でキーフレームは自由度は高いですが、少しコツが必要なため初心者の方には難しいかもしれません。
まず動かしたい画像をFilmoraに追加して、そしてタイムラインに配置します。タイムライン上の画像をダブルクリックして選択した後、画面右側の「画像」タブから「アニメーション」を選択すれば、アニメーションプリセットを確認できます。
Filmoraでは以下のアニメーションプリセットが用意されています。
・フェードイン、フェードアウト
・上下左右に移動
・渦巻きイン、渦巻きアウト
・ズームイン・ズームアウト
・一時停止
計11個のプリセットを使用可能です。使いたいプリセットをドラッグして、タイムライン上の画像にドロップすれば適用されます。プリセットをした後、画像クリップに自動的にキーフレームが追加されます。キーフレームの位置を移動することによって、アニメーションを調整することが可能です。
たとえば「一時停止」のプリセットを適用した場合、4つのキーフレームが追加されます。一つ目のキーフレームは移動開始、二つ目のキーフレームは一時停止、三つ目のキーフレームは移動再開、4つ目のキーフレームは終わりになります。各キーフレームの位置を変更することにより、アニメーションの速度なども調整できます。
上記で紹介する通り、アニメーションプリセットは実質予め設定したキーフレームを利用して、画像の移動を実現する方法です。ですので手動キーフレームを追加して画像を移動させることも可能です。最初から設定する必要があるため、操作は複雑になりますが、より自由度が高い動きを完成可能です。
たとえば画像を移動させたい場合は開始位置に再生ヘッドを動かし、キーフレームを一つ追加します。そしてプレビュー画面で画像を移動して、再生ヘッドを終了位置に動かし、キーフレームをもう一つ追加します。これで二つのキーフレームの間を再生する時、画像は移動します。「プレビュー画面で画像を移動→タイムライン上でキーフレーム追加」の操作を繰り返せば、画像を何回も移動できます。
今回は、動画編集ソフトFilmoraで画像を動かす方法について説明しました。基本的にはキーフレームを活用して画像を移動します。手動で最初からキーフレームを設定するのは面倒だと感じる場合はアニメーションプリセットを使用することで、より便利に画像を動かせます。ぜひ実際の状況に応じて使い分けましょう。
そしてFilmoraでの再生ヘッド移動やパラメータ調整のような操作は左手デバイスTourBoxを利用することによって、より快適に完成することができます。動画編集のワークフローを効率化し、創作だけに集中します。興味がある方はぜひTourBoxで今までにない斬新な動画編集を体験してみてください。