あらゆる場面で使用頻度の高い「キラキラ模様」を、Adobe Illustrator(イラレ)で作る方法を解説したいと思います。星空やイルミネーション、あるいは可愛らしさを強調したい時など、キラキラ模様はいろいろな場面で幅広く活用することができます。つくり方もとても簡単ですので、ぜひマスターして使ってみてください。
キラキラ模様の作成する際の基本的な手順は、「円を描く」→「パンク・膨張」の2つだけです。以下で詳しく見ていきます。
メニューバーにある正方形ツールを右クリックして、楕円形ツールに切り替えます。そして楕円形ツールを使用して円を描きます。描く円は正円でも楕円でも問題ありません、完成のイメージに合わせて選んでください。正円を描くには、「shift」キーを押しながらドラッグすればできます。
描いた円を選択した状態で、上部メニューの「効果」を開き、「パスの変形」→「パンク・膨張」をクリックします。
これで「パンク・膨張」のオプションパネルが表示されます。ここでスライダーを「収縮」の方向に移動して、数値を- 60%くらいにすると、円はキラキラ模様に変形します。「プレビュー」のところにチェックすれば、スライダーの調整をすぐに確認できますので、見ながら数値を変更して、欲しいキラキラ模様をつくりましょう。
一口に「キラキラ」と言っても、少し丸みを帯びたものと反対に鋭くとがって線に近いものでは受ける印象は大きく異なります。また、頂点の数や傾き、あるいは2つのキラキラ模様を重ね合わせたような形のものなど、バリエーションは無数にあります。ここでは応用編として、そのうちのいくつかのつくり方を紹介します。
上記の基本手順で作成し線色をつけた際に、先端の部分がとがらないことがあります。その場合は、ウィンドウメニューから「線」を選択して線パネルを表示、「比率」の数値を上げると先端をとがらせることができます。
円をベースに作成した場合は4つの頂点がそれぞれ上下左右を向きますが、円ではなく正方形をベースにすると頂点が45℃傾いたキラキラ模様をつくることができます。
【頂点が5つ以上あるキラキラ模様】
頂点が5つ以上あるキラキラ模様を作成したい場合は、ベースを頂点の数の多角形にします。星形のような頂点が5つのキラキラ模様をつく場合は五角形、8つなら八角形にします。
今回は、イラレでキラキラ模様を作成する方法を解説しました。やり方は簡単ですので、ぜひ記事内のステップに沿ってキラキラ模様を実際に作ってみてください。ツール切り替えやスライダー調整などの操作は左手デバイスTourBoxシリーズを利用すれば、より効率的に完成できます。
TourBoxシリーズはグラフィックデザイン、写真編集、動画制作など向けに開発されたクリエイティブコントローラーです。イラレ、フォトショ、クリスタ、Premiere Pro、Davinci Resolveなど様々なソフトに対応し、ソフト内の操作を自由に割り当てすることが可能です。TourBoxを通じてソフトを片手で自在にコントロールして、今までにない斬新な創作を味わえます。