多機能なデザインツールとして有名な「Adobe Illustrator」。使用するにはには月額料金を払う必要があります。料金は安いとは言えず、初心者の方にとって手を出しにくいかもしれません。できれば無料で使いたいと思っている人も多いはずです。Illustratorは無料体験できますが、さすがに無料では使い続けられません。実はIllustratorと近い機能を持つ無料ソフトもあります、今回は無料で使えるIllustratorの代替ソフトをいくつ紹介します。
無料で使えるIllustratorの代替ソフトと言われると一番に「Inkscape」を思い浮かべる人が多いではないでしょうか。Inkscapeは「無料で使えるIllustrator」とも言われるほど、無料ソフトでありながらIllustratorに近い機能が使えます。
WindowsパソコンはもちろんMacでも使えますし、Linuxにも対応しているのでユーザーを選ばないところもメリットの1つです。またユーザーの数も多いので、使い方などの情報をネットで入手しやすいです。無料ソフトは情報を入手しにくいので一般的には初心者向きでないとされていますが、Inkscapeは例外的に初心者でも使いやすい無料ソフトと言えます。
ただ企業ではなく海外の有志が開発したソフトだけに、Illustratorと比べて動作が若干重く、操作方法も独特となっています。使い方に慣れてしまえば多機能なので複雑なデザインも作れますが、他のデザインツールから乗り換える場合は使い方になれるまで少し時間が必要かもしれません。
Illustratorの代わりとして使える無料ソフト2つ目は「LibreOffice Draw」です。LibreOfficeシリーズのソフトはWordやExcelの代替ソフトとしてもお馴染みで、DrawはIllustratorの代わりとなるデザインツールとなっています。残念ながらLinuxには対応していませんが、WindowsとmacOSのパソコンで使用できます。
先のInkscapeに比べると機能的には少し劣るものの、無料のデザインツールとしては十分に多機能です。無料ソフトはインターフェイスが独特で使いにくいケースも多いですが、LibreOffice Drawのインターフェイスは非常にシンプルで分かりやすいです。Inkscape同様に利用者が多いので使い方などの情報もネットで入手しやすく、初心者向けの無料ソフトと言えます。
Illustratorの無料代替ソフトその3:Vectornator
無料で使えるIllustratorの代替ソフトとして3つ目に紹介するのは「Vectornator」です。MacOS専用なのでMac・iPad・iPhoneでしか使えませんが、無料ソフトとは思えないほど高機能という評判です。元々iPadでの使用を想定して作られたソフトのようで、インターフェイスもiPadに適したものとなっています。
iPadに適したインターフェイスのため、Macで使う際には操作性が少し悪く感じてしまいます。そのほか、公式マニュアルは日本語非対応ですが、基本的な使い方についてはネットで情報が拾えるので問題ありません。ただ情報量はそれほど多くないため、トラブル時の対応などで困ることがありえます。
最後で紹介するのは無料ソフト「Canva」です。Canvaは無料でありながら、Webデザイン、ロゴ、チラシ、プレゼン資料、サムネイル画像など何でも作れる多機能ソフトです。Canvaはレスポンシブ対応なので、パソコン用・スマホ用で別々にWebデザインを作る必要がありません。ただ全てのスマホサイズに対応しているわけではないため公開後の微調整が必要な場合もあります。
以上は無料で使えるIllustratorの代替ソフトをいくつか紹介しました。完全にIllustratorの機能と一致しているわけではないが、実際の用途によって、Illustratorを使わなくても作業を完成するには十分実用的なソフトです。Illustratorには強力な機能を備えている反面、使い方も複雑です、初心者にとってはわかりずらいと感じる場合もあるでしょう。そんな時はより軽量的な代替を使いのもいい選択です。
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