クリスタでのタイムラプスの作り方をわかりやすく解説！
多くのクリエイターが愛用しているクリスタこと「CLIP STUDIO PAINT（クリップスタジオペイト）」ですが、実は2020年のアップデートの際にタイムラプス機能が追加されました。タイムラプスというのは一定の間隔で撮影した何枚もの静止画をつなぎ合わせた動画のことで、さまざまなジャンルのメイキング動画として注目を集めています。今回はクリスタでのタイムラプスの作り方をわかりやすく解説していきたいと思います。
クリスタでのタイムラプスの作り方
では、さっそくですがクリスタでのタイムラプスの作り方を見ていきましょう。
【最初からタイムラプスにする場合】
クリスタでの作業を最初からタイムラプスにする場合、まずはキャンバスを新規作成しましょう。新規作成のウィンドウに「タイムラプスの記録」というボックスがあるかと思いますので、そこにチェックを入れます。
すると、ストレージの使用や設定変更についてのメッセージが表示されますので、「OK」をクリックしてください。あとはいつも通りに新規作成の設定をして作業を進めていけば、そのキャンバスでの作業がすべてタイムラプスとして記録されます。
タイムラプスとして記録したい作業が終わったら、「ファイル」から「タイムラプス」「タイムラプスの書き出し」の順番で選択して、タイムラプスの書き出し設定をおこなった上で「OK」をクリックし、保存先のフォルダにデータを保存します。
【途中からタイムラプスにする場合】
ある程度の作業を進めた上で、途中からタイムラプスにしたいということもあるでしょう。その場合、新規キャンバス作成する時は「タイムラプスの記録」にチェックを入れずに作業を進めていきます。ここからタイムラプスにしたいというタイミングが来たら、「ファイル」から「タイムラプス」「タイムラプスの記録」の順番で選択してください。
すると、同じくタイムラプスの記録がオンになる旨とストレージの使用についてのメッセージが表示されますので、「OK」をクリックしましょう。あとは、作業を進めるだけでタイムラプスとして記録されることになります。
最初からタイムラプスにする場合と同じように、タイムラプスとして記録したい作業が終わったら、「ファイル」から「タイムラプス」「タイムラプスの書き出し」の順番で選択して、タイムラプスの書き出し設定をおこなった上で「OK」をクリックしてください。保存先のフォルダにデータを保存すれば完了です。
クリスタでのタイムラプスの書き出し設定について
先ではタイムラプスの書き出し設定についてさらっと流しましたが、クリスタでのタイムラプスの書き出し設定は「書き出しオプション」という形で細かな設定が可能となっています。
【ビデオの長さ】
ビデオの長さはタイムラプス全体の長さのことで、「15秒」「30秒」「60秒」「すべて」から選択できるようになっています。時間が短ければ短いほど、再生速度も速くなります。「すべて」を選択した場合のタイムラプスの長さは作業時間から自動で算出されることになります。
【ビデオのサイズ】
ビデオのサイズは、「1280px」「1080px」「720px」から選択できるようになっています。例えば、キャンバスが正方形だったとしたらその高さや幅のサイズが「ビデオのサイズ」で選択したサイズになります。長方形のようなキャンバスだったとしたら、長いほうのサイズが「ビデオのサイズ」で選択したサイズになり、短いほうのサイズは縦横比に合わせたサイズとなります。
シンプルに数値が大きければ大きいほど綺麗になりますが、その分、タイムラプスのデータ容量も大きくなります。もしスマートフォンなどの小さな画面で見るつもりでしたら、小さいサイズでも問題ないでしょう。
【ビデオの比率】
ビデオの比率は横：縦で「16：9」「4：3」「1：1」「4：5」「9：16」「オリジナル」から選択できるようになっています。「オリジナル」は新規作成で設定したキャンバスサイズの比率になり、「オリジナル」以外の比率を選択した場合には余った背景が黒塗りで表示されることになります。
【CLIP STUDIO PAINT ロゴを表示】
「CLIP STUDIO PAINT ロゴを表示」というボックスがあるのですが、そのボックスにチェックを入れるとタイムラプス画面の右上にクリスタのロゴマークと「CLIP STUDIO PAINT」という文字が表示されます。表示される際の位置や大きさは変更できません。もし不要であれば、ここにはチェックを入れないようにしておきましょう。
以上はクリスタでのタイムプラス作り方です。作成したタイムプラスは汎用性高いMP4形式で出力されますので、スマホなどでも便利に再生できます。タイムプラス機能を活用すれば、クリスタのイラスト制作メイキング動画も簡単に作成できます。
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