お絵かきソフト『CLIP STUDIO PAINT』通称クリスタは、2023年3月にVer.2.0へとアップデートされます。Ver2.0になるとどのような機能が使えるのか、追加費用が必要なのか、気になりますよね。
この記事では、Ver2.0にアップデートするのに必要な費用と使える新機能をご紹介します。クリスタを使用されている方、これからのご購入を考えている方はぜひご覧ください。
クリスタVer1.0をすでに購入して利用している方と、Ver2.0を新規購入される方では購入価格が変わります。以下をご確認ください。
【CLIP STUDIO PAINT PRO】※価格は消費税込み
Ver2.0ダウンロード版(無期限・一括払い):5,000円
Ver2.0への優待バージョンアップ(Ver1.0を購入済みの方):2,000円
アップデートプラン(年払い):1,100円
月額利用 1デバイスプラン:月額480円、年額2,800円
【CLIP STUDIO PAINT EX】※価格は消費税込み
Ver2.0ダウンロード版(無期限・一括払い):23,000円
Ver2.0への優待バージョンアップ(Ver1.0を購入済みの方):6,000円
アップデートプラン(年払い):3,100円
月額利用 1デバイスプラン:月額980円、年額7,800円
※2022年1月1日以降にVer1.0を購入した方は、Ver2.0の無期限版に無償でアップデートできますので「買ったばかりなのに!」という方もご安心ください。
クリスタがVer2.0になるにあたって追加される機能をご紹介していきます。
顔パーツの位置変更が自由に調整できる3Dデッサン人形モデルが実装されます。リアルな人間の顔も再現できますし、アニメのようにもできます。3Dモデルを利用することによって絵の精度も上がり、さまざまな角度の顔が描きやすくなりますね。
カメラで撮影した手を3Dに反映できるハンドスキャナーが実装されます。自分の手でとったポーズを360°、さまざまな角度からみることが可能です。人に依頼する手間や参考画像を探す手間を減らせるため、作業効率の向上にも役立ちます。また、ポーズ素材配信サイト「ポーズマニアックス」と連携するため、サイトで選択したポーズを3Dに反映できるようになります。
・従来よりも自然な混色、色の明るさが保てる「ブラシ混色」
・プレビューを見ながら調整できる「自動陰影」
・テキストを複数選択、整列・分布・プロパティの一括変更が可能になる「テキストの整列・分布機能」
・Webtoonなどの縦に並んだ描画の間に余白を追加したり、削除する「コマ余白編集機能」
・「11か国の言語に対応」:日本語・英語・中国語(繁体字)・韓国語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・中国語(簡体字)・ポルトガル語・タイ語・インドネシア語
・保存中も作業を継続できる「バックグラウンド保存」
・物が回転する様子を表現できる「回転ぼかしフィルター」
・魚眼レンズのように画像を変形でき、カメラの周囲360°を一枚の画像に収められる「歪曲収差補正・パノラマ変換フィルター」
・レイヤーを複数選択し、歪みツールを同時に適用できるようになる「歪みツールの複数レイヤー対応」
現在のクリスタにはサブスク版と買い切り版二種類のバージョンがあります。Ver 2.0でも買い切りはできるのか、廃止されないかと心配している方もいますね。結論から言うと、クリスタVer 2.0にも一括払いの無期限版があります。一度購入すれば永久に使用できます。ただし常に最新の機能を使用するためには別途「アップデートプラン」を契約する必要があります。
アップデートプランを契約しない場合、バージョン2.1.0以降の機能アップデートを利用できません。そして将来Ver 4.0をリリースしたら、Ver 2.0は動作保証対象外になります。詳しくは以下の画像を参照してください。
以上はクリスタVer2.0になるにあたり料金や新機能についてご紹介しました。Ver2.0はより作業を作業を効率化でき、多彩な表現ができるようになりますね。クリエイター向け左手デバイスのTourBox シリーズもクリスタVer 2.0に対応する予定です。直感的な操作感で2.0以降の新機能を使いこなして、イラスト制作を快適に完成しよう!