デジタルイラスト作成の作業中、よくショートカットを利用する場合があります。ショートカットで素早く使いたい機能やメニューを呼び出すことができますが、 キーボードでの配置によって、押すのが不便なショートカットもあり、数が多いのでショートカットの組み合わせを覚えるのも大変です。 しかし、イラスト向けの左手デバイスを使えば、これらの問題を簡単に解決できます。これからはいくつイラスト作成向けのおすすめ左手デバイスを皆さん紹介します。
TourBox NEO は高度なカスタマイズ性能が搭載されているクリエイター向けの左手デバイスです。ボタンの機能登録は専用ソフト 「TourBox コンソール」 で自由設定できますので、Photoshopやクリスタを含め、ほとんど全てのパソコンソフトに対応できます。 ブラシの流量やサイズなどお絵描き中よく調整する項目をTourBox NEOのボタンに登録すれば、簡単にその項目を呼び出し、パラメータを調整できます。 マウスで一々選択、移動する必要がなく、キーボードでのショートカットよりも遥かに便利です。
TourBox NEOの外観はオシャレなライトなどはなく、落ち着いた黒色をメインにしたデザインを採用しています。 片手に収まるサイズと人間工学に基づいたボタンの配置により、手触りだけで便利に各種の操作を完成でき、高い実用性を持ちます。 イラスト制作の常用ソフトであるPhotoshop、クリスタに対して、この左手デバイスは独自に開発したビルドイン機能もあり、作業をよりスムーズに進行することが可能です。 Windows・Mac PCどちらも対応して、現在世界中のユーザー数は10万人以上、高い評価を受けています。
ゲーム機用のコントローラーとして設計された8BitDo Zero 2はイラスト用の左手デバイスとしても使用可能です。ほかの同類製品と比べて最大のメリットはやはりお値段です。 それからワイヤレス接続を採用し、サイズは外に持ち出すにも便利です。WindowsとMac以外、iPadにも利用可能ですので、汎用性も高いです。
8BitDo Zero 2のデメリットはボタン数の少なさ、電池の持続時間が短いなどが挙げられます、ただし値段と合わせて全体的に見れば、やはりコスパは高いです。 イラスト制作の初心者、もしくは以前左手デバイスをあまり使ったことのない方でしたら、始めにこの8BitDo Zero 2を試してみるのもいいかもしれません。
イラスト制作によく使われるソフト、CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)を開発した会社であるセルシス社が出した左手デバイス、CLIP STUDIO TABMATE。 クリスタ製品版のユーザーなら優待価格で購入できます。クリスタ用のプリセットがあらかじめ搭載されており、複雑な初期設定が要らず、素早く作業を開始できます。 もちろん自分の習慣によってプリセットの設定を変更、調整することも対応可能です。
ただしクリスタ専用に開発された本製品ですので、クリスタ以外のソフトへの対応性はいまいちです。 もし普段お絵描きに使っているソフトはクリスタではない場合、CLIP STUDIO TABMATEを左手デバイスとして使いたいなら、 「JoyToKey」などのサードパーティーソフトでボタンの設定を行う必要があり、そうなると初期設定も一気に複雑になります。
Rev-O-mateはイラストレーターのJACOさんのアイデアを元に開発した製品で、まさにイラスト作成向けの左手デバイスだと言えます。 デバイス本体は主にダイアルと10個のボタンで構成され、各ボタンの機能は専用ツールで設定可能で、様々な操作を自由にボタンに割り当てする事ができます。 ボタン以外、底部にあるLEDイルミネーションのカラーや明るさも自分好みで細かく調整可能です。
以上はイラスト用左手デバイスおすすめの4選になります。左手デバイスの原理はキーボードやマウスの操作やショートカットをボタンに登録し、便利に実行することです。 理論上お絵描きだけでなく、パソコンで使えるソフトが全て左手デバイスに対応可能です。上記紹介した TourBox NEO はボタン設定用の専用ソフト「TourBox コンソール」があり、より簡単にボタン機能の登録を完成できます。公式サイトには世界中のユーザーが作成した Tourbox用プリセット がありますので、一からプリセットを作りたくないなら公式サイトからダウンロードしてすぐTourbox NEOを使用するのもいいです。