Premiereで編集中の動画の進捗を人に共有したいときや、動画編集の作業を人に引き継ぎたいとき、活躍するのが「プロジェクトマネージャー」という機能です。
▼プロジェクトマネージャーはこんなときに便利
・複数のパソコンから1つの動画ファイルを編集したいとき
・動画の編集を他の人へ引き継ぐとき
・動画編集に必要なデータだけを人に渡したいとき
編集中のプロジェクトファイルには、もととなる動画素材や画像、音声などがあるほかに、読み込んだものの使わなかったクリップなどが混在します。そのようなデータの中から必要なものだけを抽出し、編集環境を他者に渡せるというのが「プロジェクトマネージャー」の特徴です。この記事では、Premiere Proのプロジェクトマネージャーの機能について詳しくご紹介します。
Premiere Proの「プロジェクトマネージャー」、通称「プロマネ」とも呼ばれる機能は、動画編集の引き継ぎにとても便利。Premiereの「プロジェクト」では動画編集に必要なファイルだけを1つに集約し、フォルダとして管理ができるようになります。プロジェクトマネージャーでプロジェクトファイルを出力するやり方は下記のステップのとおりです。
まずPremiere Proでプロジェクトを開きます。そしてスクリーン上部にあるメインメニューから「ファイル」クリックして、ドロップメニューから「プロジェクトマネージャー」を選ぶと、プロジェクトマネージャーの画面が表示されます。
動画編集に使っているシーケンスを選択します。複数のシーケンスをまとめ「ネスト化」している場合にも、データとして必要ならチェックを入れましょう。
・処理中のプロジェクト:ファイルをコピーして収集
・オプション:未使用のクリップを除外
上記をクリックしておきます。そのほか、オプション部分は必要に応じてチェックマークを入れましょう。
「保存先パス」でプロジェクトファイルの出力位置を指定できます。「参照」をクリックして好きな位置を設定しましょう。。すべての必要項目にチェックが入っていることを確認したら、「OK」を押して完了です。プロジェクトファイルが指定されたに保存されます。
プロジェクト内の素材は共有前に整理をしておくとわかりやすく、共有された側が喜んでくれるはずです。素材の種類を「ビン」に分け名前をつけておくと、ひと目でなんの素材が入っているかがわかりやすくなります。
ズラッと縦並びになっている素材の右下にあるファイルマークにカーソルを置くと、「新規ビン」の表記が出るのでクリック。自分のわかりやすい名前をつけてビンを作成し、素材をドラック&ドロップで移動させれば完了です。
Premiere Proのプロジェクトマネージャーを使えば、編集中の動画プロジェクトを便利に管理でき、プロジェクトファイルをエクスポートして他の人に共有することも可能です。動画編集のクライアントワークをしている人などにとって、とても便利な機能です。
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