動画編集をする時、プロジェクト内の素材にタグやキーワードを付けると、素材を便利に管理でき、より簡単に選択、使用できるようになります。本記事ではTourBoxを使って、動画編集ソフトDaVinci Resolveで素材に素早くキーワードを付ける方法を紹介します。
TourBoxでは一般的なショートカットマッピング以外、マクロ機能もあります。マクロというのは予め設定された複数の操作を自動に行える機能です。これを使えば、特定のキーワードを付ける操作をワンクリックで完成可能です。
まずTourBox Consoleを起動して、DaVinci Resolve用のプリセットを開きます。ここで任意ボタンを選択して、そして機能設定画面で「マクロ」に移動し、「+」をクリックして新規マクロを作成します。
そしてキーワードを付けるまでの操作をACTIONとしてマクロに入れます。
1、マウスでキーワードの入力欄をクリック
2、「テキスト」を選択してキーワードを入力(本記事では例としてトラッキングを使用)
3、エンターキー
4、スペースキー
5、マウスで入力欄以外のところをダブルクリック
上記ACTIONを追加するだけなら、実際に実行する時早すぎて正常に動作できない可能性があります。ですので各アクションの間で時間遅延も入れます。これで各操作の間に少し時間が空きますので、正確に操作を完成できるようになります。
これでDaVinci Resolveで素材を選択した状態で「メタデータ」画面を開いて、マクロを設定したボタンを押すと、ワンクリックで「トラッキング」というキーワードを付けます。
一つ目のマクロ作成が完成したら、それをコピーして、テキスト入力のACTIONで内容を変更すれば、別のキーワードを付けるようになります。必要に応じて各キーワードのマクロを作成しましょう。
マクロの数が多いと、一つずつボタンに割り当てするより、TourMenuという機能でまとめる方が便利です。TourMenuでは自分でメニューを作成して、機能を自由に入れることができます。キーワード関連のマクロを全部一つのTourMenuに入れて、使用する時はまずメニューを呼び出して、スクロールで付けるキーワードを選択できます。
以上はTourBoxを利用してDaVinci Resolveの素材にキーワードを付ける方法です。常用のキーワードを予め設定すれば、片手でTourBoxを操作して、簡単にキーワードを付けます。ご興味があればぜひ本記事で紹介した方法を試してみてください。
TourBoxシリーズはフルカスタム対応の左手デバイスで、今回紹介したキーワードを付ける以外にも、カット、再生・一時停止・色調補正などいろんな機能も設定可能です。片手にマウス、片手にTourBox、従来のやり方より遥かに効率的な動画編集を実現できます。