Premiere Proのエフェクトコントロールパネルでは、素材の位置や不透明度、画面回転、それからクロップなどエフェクトの各種パラメータを調整、変更することができます。従来のやり方で数値を変更するにはマウスでドラッグ、もしくはキーボードで入力する必要があります。しかしTourBoxを使えば、エフェクトコントロール内の項目を回転操作でより感覚的に調整可能です。
Premirere Proのエフェクトコントロールは基本キーボードショートカットなどはなく、手動で設定するのもできませんが、TourBoxには独自開発のビルトインがあり、通常のキーボードショートカットと同じようにボタンに設定することが可能です。
まずノブを選択して、表示された機能設定画面で「Built-in」を開いて、「Premiere」→「編集」をクリックします。ここでモーション、不透明度、クロップなどエフェクトコントロール内の項目があります。これらの項目をノブ、もしくはノブと他のボタンの組み合わせに設定すれば、Premiere Proで作業する時、TourBoxのノブを回して様々なパラメータを調整できます。
エフェクトコントロールのパラメータを十字ボタンやその組み合わせに設定して、ノブに「選択されたパラメータを調節」に設定します。まずボタンを押してパラメータを選択した後、ノブを回して数値を変更します。十字ボタンのHUDを有効にすれば、設定した機能は画面上で表示しますので、便利に確認できます。
TourBoxには「TourMenu」というカスタムメニュー機能があります。好きなようにショートカットやビルトインをTourMenuに入れて、そしてTourMenuをボタンに設定すれば、一つのボタンで複数機能をコントロールできます。エフェクトコントロールの各種パラメータをTourMenuでまとめて、調整したい時はボタンを押してTourMenuを呼び出せます。
スクロールで項目を選択し、ノブを回して調整。TourMenuでは設定した項目とその数値も画面上に表示しますので、正確かつ便利なパラメータ調整を実現できます。そしてノブを押し込んで数値のリセットも可能です。
TourBoxのエフェクトコントロールビルトインの中では、「スケール」、「スケール(高さ)」、「スケール(幅)」三つの機能があります。「スケール」を調整する時、「縦横比を固定」も有効になります。そして「スケール(高さ)」と「スケール(幅)」を調整する時「縦横比を固定」は解除されます。実際の状況に応じて使い分けましょう!
今回はTourBoxでPremiere Proのエフェクトコントロールを調整する方法を紹介しました。設定によってノブで直接調整、もしくはパラメータを選択してから調整、TourMenuを利用するなど、作業や習慣によって一番使いやすい方法を選んで、今まで以上に直感的な動画編集を体験しましょう。