DaVinci Resolveでは動画編集中の各種工程向けに、メディア、カット、エディット、Fusion、カラー、Fairlight、デリバーなどのワークスペースを用意されています。これらのワークスペースをうまく使い分けできれば、動画編集はよりスムーズになります。そして左手デバイスTourBoxを活用すれば、ワークスペースを便利に切り替えることができ、作業の効率をさらに上げます。本記事ではTourBoxでDavinci Resolveワークスペースを切り替える設定方法を紹介します。
1、DaVinci Resolveではワークスペース切り替えのキーボードショートカットがありますが、それらをTourBoxのボタンに個別設定するには使用するボタンの数が多いため、おすすめできません。TourBoxには「TourMenu」というカスタムメニュー機能があります。この機能を利用すれば、全てのワークスペースを一つのボタンに設定することが可能です。
2、TourMenuの作成は簡単です。まずTourBoxの設定アプリ「TourBox Console」を開き、そしてDaVinci Resolve用のプリセットを開きます。TourBox Console内蔵のデフォルトDaVinci Resolveプリセットでは既にいろいろショートカットやタグなどを入れていますので、設定を変更や追加などをする時も便利です。もしDaVinci Resolveのデフォルトプリセットが見つからない場合は新規作成から作れます。
3、プリセットで任意ボタンを選択して設定画面を開きます。そして「TourMenu」タブに移動して「+」をクリックすればTourMenuを新規作成できます。デフォルトDaVinci Resolveプリセットでは既にワークスペースのTourMenuがありますが、このTourMenuの内容を変更、追加、削除なども簡単にできます。
4、デフォルト設定ではワークスペースのTourMenuがトップ+トールに設定されています、必要があれば他のボタンに変更可能です。そしてDaVinci Resolveの使用する時、ボタンを押してTourMenuを呼び出せます。あとはスクロールでワークスペースを選択して、トールボタンを押せば、ワークスペースは素早く切り替わります。
*上記が紹介したのはTourMenuの初期設定になります。項目の選択や実行などに使用するボタンは自由に変更可能です。そしてTourMenu内の操作設定は通常のプリセット機能設定には影響しません。
TourBoxを使用すると、片手で全てのボタンを便利に操作でき、ワークスペースの切り替えも片手だけで十分です。編集中の動画に集中しながら切り替えることが可能で、マウスカーソルを移動するや目線を落としてキーボードを操作する必要もないので、通常のやり方よりスムーズに作業できます。