色温度とは？映像や画像編集に不可欠な要素を解説！
写真や動画の編集において、色温度は作品の性質や印象に大きな影響を与える要素です。色温度の調整を正しく行うことで、より自然な雰囲気を表現できたり、特定の感情を引き出す効果も得られます。この記事では、色温度の基本的な意味や使い方、写真編集や映像制作での具体的な調整方法について解説します。
色温度とは？
色温度とは、光の色合いを表す単位で、ケルビン（K）で表されます。これは、光源の温度が高いほど青白く、低いほど赤みがかった色を示す性質に基づいています。たとえば、太陽光や白熱電球は暖かみのある黄色〜赤色の光を放ち、逆に日陰や曇りの日の光は青みがかっています。
例えばろうそくの火、朝日・夕日、白熱電球など暖色系の色温度は1000〜3000K、中間色（昼間の太陽光、蛍光灯）は4000〜5000K、寒色系（日陰、曇り空）は6000K以上になります。
色温度の写真や動画編集への影響
色温度の調整は、作品全体の印象を変える重要な要素です。適切な色温度を設定することで、被写体の質感を引き立てたり、特定の雰囲気を作り出すことができます。
①暖色系の色温度
暖かい光（低い色温度）を取り入れると、写真に落ち着きや温かさが加わります。例えば、夕暮れ時や暖炉のそばでのシーンには、暖色系の色温度を設定することで、温もりを感じられる演出が可能です。
②寒色系の色温度
寒い色合い（高い色温度）を設定すると、写真全体に冷たく落ち着いた印象を与えます。たとえば、冬の風景や夜明け前のシーンでは、寒色系の色温度が使われることで、冷たい空気感や静寂感が伝わります。
色温度を調整する場面と目的
画像編集では、撮影したシーンや伝えたい印象に合わせて色温度を調整することが大切です。
①屋内シーン（暖かみをプラス）
屋内での撮影では、暖かみを出すために色温度を低めに設定すると、リラックスした雰囲気が演出できます。
②風景写真（自然な色再現）
自然光での風景写真は、撮影時の環境に合った色温度を設定すると、青空や緑の色が鮮やかに引き立ちます。例えば、日中の明るい空は約5500Kで設定するのが一般的です。
③夕日や夜景（ドラマチックな印象）
夕日や夜景の写真では、暖かみのある色温度を設定することで、ロマンティックでドラマチックな印象を引き出せます。
色温度を活用するポイントと注意点
①環境に合わせる
撮影時の光源の色温度に合わせることで、被写体が自然な色で表現されます。
②効果を狙う
意図的に色温度を変えることで、写真の雰囲気を大きく変えることができます。例えば、シーンに合わせた色温度でドラマチックな効果を演出するなどの応用も可能です。
左手デバイスTourBoxで色温度を手軽に調整
写真や映像制作する時、理想的な効果を得るため、色温度を含む様々なパラメータを細かく調整する必要があります。左手デバイスTourBoxシリーズはPhotoshop、Premiere Pro、Lightroomなどのクリエイティブソフトに対応します。ソフトウェア内の各種パラメータ調整はTourBoxを使えば、ノブを回して数値を直感的に変更できます。キーボードで操作、マウスでスライダーを移動する必要がなく、目線を画面上の作品に集中しながら、指先で最適な効果にたどり着けます。
