動画編集におけるタイムラインとは『動画の素材を時間軸に沿って配置・編集する作業スペース』のことです。タイムラインを活用することで、動画編集の効率やクオリティを上げやすくなります。本記事ではこちらのタイムラインについて、基本的な用語やメリットについて紹介していくので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
トラックとはタイムライン上で横方向に延びるレーンのような場所のことです。ここに映像や音声を置くことで編集をしていきます。トラックに配置する素材には、映像、写真、イラスト、BGM、エフェクト等があります。またトラックは、左から右へ時間軸が進んでいます。
クリップとはトラック上に配置する各素材(音声やテロップ、画像やイラスト等)のことを指します。タイムライン上ではこれらのクリップを切ったり、つなげたり、重ねたりしながら編集を進めていきます。
ビデオクリップとはタイムライン上に配置する映像素材のことです。そして音声素材はオーディオクリップになります。クリップの中で、映像に関するのはビデオクリップ、音声に関するのはオーディオクリップと考えてください。
シーケンスとはトラック上に配置されたクリップやオーディオクリップ、それらデータのひとかたまりのことを指します。実際に編集する時は、シーンごとにシークエンスを分けて作っていき、後から1つにまとめるという方法がよく使われます。
トリミングとは動画の不要な部分を切り抜く作業のことです。タイムライン上で行うトリミングでは、元データの動画を切り取るわけではなく、あくまでタイムライン上で切ったり繋げたりする作業なので、自由に直感の赴くまま何度でもトリミングすることが可能です。
エフェクトとは動画や音声に特殊効果を加える技術や手法のことです。具体的には、色調の変更、エコー、ボカシなどの効果、モーショングラフィックなどがあります。エフェクトを効果的に使うことで、より印象的な動画にすることができます。
トランジションとは、前のカットと次のカットをつなぎ合わせる効果のことを指します。場面転換の際のエフェクトと考えてください。例えば場面が切り替わる際に動画がズームしたり、カットイン、ホワイトアウトするといった効果もトランジションの1つです。
タイムラインで編集すると、元データに影響を及ぼさず、トラック上で直感的に編集をしていくことが可能です。はじめはタイムラインに慣れないかもしれませんが、慣れてしまうと簡単に素材や音声を配置し編集できるため効率よく作業することができます。
タイムラインでは動画や音声、画像やイラスト、BGMといった素材の分割や削除、移動が非常に簡単です。トラックを自由に増やしていけるので、たくさんの効果を重ねることが出来ます。
BGMや人の声、効果音はそれぞれ別々のトラックに分けるようにしましょう。こうすることで、人の声が聞こえづらい時はトラックの音量をいじれば簡単に目立たせることができます。このように、音声ごとに分けておくと後々の調整が楽になります。
長い動画になってくると、タイムラインのどこまで何を編集したのか分かりにくくなってきます。編集漏れを防ぐためにも『音声の調整』や『エフェクトの編集』など、項目ごとにタイムラインの初めから終わりまで通して作業するようにしましょう。
長い動画になればなるほど、全体を俯瞰して考えて編集することが大切になります。一部のシーンだけに凝り過ぎないように、編集の細かさやクオリティは全体のバランスを考えて調整するようにしましょう。
いかがでしたか。本記事では動画編集におけるタイムラインについて解説してきました。タイムラインを使いこなすことで、より簡単にクオリティの高い動画を作ることができます。
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