動画編集におけるタイムラインとは?初心者にも分かりやすく解説

Tags
    0

    動画編集におけるタイムラインとは『動画の素材を時間軸に沿って配置・編集する作業スペース』のことです。タイムラインを活用することで、動画編集の効率やクオリティを上げやすくなります。本記事ではこちらのタイムラインについて、基本的な用語やメリットについて紹介していくので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。

    タイムラインで使われる用語や機能を紹介!

    トラック

    トラックとはタイムライン上で横方向に延びるレーンのような場所のことです。ここに映像や音声を置くことで編集をしていきます。トラックに配置する素材には、映像、写真、イラスト、BGM、エフェクト等があります。またトラックは、左から右へ時間軸が進んでいます。

    クリップ

    クリップとはトラック上に配置する各素材(音声やテロップ、画像やイラスト等)のことを指します。タイムライン上ではこれらのクリップを切ったり、つなげたり、重ねたりしながら編集を進めていきます。

    ビデオ・オーディオクリップ

    ビデオクリップとはタイムライン上に配置する映像素材のことです。そして音声素材はオーディオクリップになります。クリップの中で、映像に関するのはビデオクリップ、音声に関するのはオーディオクリップと考えてください。

    シーケンス

    シーケンスとはトラック上に配置されたクリップやオーディオクリップ、それらデータのひとかたまりのことを指します。実際に編集する時は、シーンごとにシークエンスを分けて作っていき、後から1つにまとめるという方法がよく使われます。

    Premiere Proのタイムライン

    トリミング

    トリミングとは動画の不要な部分を切り抜く作業のことです。タイムライン上で行うトリミングでは、元データの動画を切り取るわけではなく、あくまでタイムライン上で切ったり繋げたりする作業なので、自由に直感の赴くまま何度でもトリミングすることが可能です。

    エフェクト

    エフェクトとは動画や音声に特殊効果を加える技術や手法のことです。具体的には、色調の変更、エコー、ボカシなどの効果、モーショングラフィックなどがあります。エフェクトを効果的に使うことで、より印象的な動画にすることができます。

    トランジション

    トランジションとは、前のカットと次のカットをつなぎ合わせる効果のことを指します。場面転換の際のエフェクトと考えてください。例えば場面が切り替わる際に動画がズームしたり、カットイン、ホワイトアウトするといった効果もトランジションの1つです。

    PowerDirectorのタイムライン

    タイムラインで編集するメリット

    動画編集を効率化できる

    タイムラインで編集すると、元データに影響を及ぼさず、トラック上で直感的に編集をしていくことが可能です。はじめはタイムラインに慣れないかもしれませんが、慣れてしまうと簡単に素材や音声を配置し編集できるため効率よく作業することができます。

    素材の分割や削除、移動が簡単

    タイムラインでは動画や音声、画像やイラスト、BGMといった素材の分割や削除、移動が非常に簡単です。トラックを自由に増やしていけるので、たくさんの効果を重ねることが出来ます。

    Davinci Resolveのタイムライン

    タイムライン初心者が意識すべきポイント

    BGMや人の声、効果音などはそれぞれトラックに分ける

    BGMや人の声、効果音はそれぞれ別々のトラックに分けるようにしましょう。こうすることで、人の声が聞こえづらい時はトラックの音量をいじれば簡単に目立たせることができます。このように、音声ごとに分けておくと後々の調整が楽になります。

    1つの作業を最初から最後までやるようにする

    長い動画になってくると、タイムラインのどこまで何を編集したのか分かりにくくなってきます。編集漏れを防ぐためにも『音声の調整』や『エフェクトの編集』など、項目ごとにタイムラインの初めから終わりまで通して作業するようにしましょう。

    タイムラインを俯瞰する

    長い動画になればなるほど、全体を俯瞰して考えて編集することが大切になります。一部のシーンだけに凝り過ぎないように、編集の細かさやクオリティは全体のバランスを考えて調整するようにしましょう。

    Filmoraのタイムライン

    まとめ

    いかがでしたか。本記事では動画編集におけるタイムラインについて解説してきました。タイムラインを使いこなすことで、より簡単にクオリティの高い動画を作ることができます。

    より効率的な動画編集がしたいなら、左手デバイスTourBoxもおすすめです。TourBoxシリーズは完全カスタム対応の左手デバイスで、すべてのボタンの機能を好きなように設定することができます。Premiere ProやDavinci Resolve、Final Cut Proなどほぼすべての動画編集ソフトをサポートでき、異なるソフト向けに専用のプリセットを作成することも可能です。効率化の動画編集に興味のある方はぜひTourBoxを試してみてください。

    左手デバイスTourBox
    クリエイター向け

    Read: 0