WebPとは?特徴・メリットとJPEG・PNGとの違いを解説

Tags
    0

    WebPという画像形式を聞いたことがありますでしょうか。比較的に新しい画像形式で、ウェブサイトなどで多用されています。本記事ではWebPの特徴やJPG、PNGとの違いについて紹介していきます。

    WebPとは

    WebPの定義と由来(Googleが開発した形式)

    WebPとは、Googleが2010年に開発・公開した画像ファイル形式です。拡張子は .webpで、Webページの表示速度向上を主な目的として設計されました。JPEGやPNGといった既存の形式と比べて、同等の画質をより小さなファイルサイズで実現できる点が最大の特徴です。Googleが自社の検索エンジンやChrome、YouTubeなどで積極的に採用したことで、急速に普及が進みました。ファイル形式の技術的な基盤には、動画コーデックのVP8(および後続のVP9)が使われており、動画圧縮の技術を静止画に応用することで高い圧縮効率を実現しています。

    WebP形式

     

     

     

    登場の背景(Web高速化の需要)

    インターネット回線が高速化した一方で、WebページのコンテンツはHD画像・高解像度バナー・アニメーションなど年々リッチ化しています。特にモバイル端末でのWebアクセスが主流となった2010年代以降、「ページの読み込みを1秒でも速くしたい」というニーズが高まりました。

    Googleは2010年の段階で「画像はWebのデータ転送量の約60%を占める」と指摘し、WebPの開発に着手しました。従来の画像形式を置き換えることで、Webページ全体のデータ量を大幅に削減できるという発想です。現在では、Core Web Vitals(Googleが定めたWebパフォーマンス指標)においても画像の最適化が重要視されており、WebPへの移行はSEO観点からも推奨される取り組みになっています。

    WebPの主な特徴

    圧縮効率(JPEGより約25〜34%小さい)

    Googleの公式データによると、WebPの非可逆圧縮(ロッシー)はJPEGと比べて約25〜34%ファイルサイズを削減できます。可逆圧縮(ロスレス)ではPNGと比べて約26%小さくなるとされています。

    たとえば、1MBのJPEG画像をWebPに変換すると、同等の画質で約650〜750KB程度に圧縮できる計算です。Webサイトで100枚の画像を使用している場合、総データ量を数十MB単位で削減できるため、ページの読み込み速度に直結します。

    この圧縮効率の高さは、フレームを画像として扱う動画圧縮技術(VP8)を静止画に転用した結果であり、JPEG開発当時(1992年)から大きく進化したアルゴリズムによるものです。

    WebP形式の画像

    可逆・非可逆圧縮の両対応

    WebPは一つの形式で2種類の圧縮方式に対応しています。
    ・非可逆圧縮(ロッシー):人間の目に気づきにくい画像情報を間引いてファイルを小さくする。写真・グラデーションの多い画像に適している。JPEGの代替として使われることが多い。
    ・可逆圧縮(ロスレス):画質を一切劣化させずに圧縮する。イラスト・ロゴ・テキストを含む画像に適している。PNGの代替として使われることが多い。
    一つの形式で両方のニーズをカバーできるため、デザイナーやエンジニアが「写真はこの形式、イラストはこの形式」と使い分けるコストを下げられます。

    透明度(アルファチャンネル)対応

    WebPは透明度(アルファチャンネル)をサポートしています。ロゴ・アイコン・切り抜き画像など、背景を透明にしたい場面でもWebPが使えます。特筆すべき点として、WebPは非可逆圧縮(ロッシー)でもアルファチャンネルを持てます。以前ではJPEGは透明度に対応していないため、PNGを使わざるを得ない場面もありましたが、今ならWebP形式を利用してファイルサイズを抑えながら透明背景を実現できます。

    アニメーション対応

    WebPはアニメーション画像にも対応しており、GIFの代替として使用できます。WebPアニメーションはGIFと比べてファイルサイズを約64%削減できるとGoogleは公表しています。ただし、アニメーションWebPはGIFよりも作成・編集ツールが少なく、まだ普及途上にある点には注意が必要です。

    他の画像形式との比較

    WebPはJPEG・PNG・GIF三つの形式を一本化できる汎用性の高さが強みです。AVIFはWebPよりもさらに圧縮率が高い次世代形式ですが、2025年時点でもブラウザ対応が完全ではなく、現時点ではWebPが実用上のバランスが最も良い選択肢になってると言っても過言ではありません。

    画像形式

    まとめ

    WebPとは、Googleが2010年に開発したWeb向け次世代画像形式で、JPEG・PNG・GIFの機能を一本化しながら、JPEGより約25〜34%のファイルサイズ削減を実現します。WebPへの移行は、ページ表示速度の改善・Core Web Vitalsのスコアアップ・結果としてのSEO改善に直接つながる施策です。ウェブページ制作やグラフィックデザインなどもぜひ活用してみてください。

    画像編集やデザインを効率化する左手デバイスTourBox

    左手デバイスTourBox
    クリエイター向け
    Read: 0