初心者でも簡単に動画編集が始められるFilmora。動画のズームインとズームアウトも便利に操作できます。今回の記事では、Filmoraでズームイン・ズームアウトする方法を詳しく解説します。動画編集を極めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
Filmoraで動画をズームイン・ズームアウトするには、以下の3ステップがあります。
①メディアを追加
②クロップをクリック
③枠を調整する
上記の手順について以下で詳しく解説します。
Filmoraを起動した後、まずプロジェクトを作成し(もしくは既存のプロジェクトを開く)、そして編集したい動画素材をメディアに追加してください。メディアの追加は「メディアをインポート」をクリックする、もしくは動画ファイルを直接画面上にドラッグ&ドロップすることも可能です。そしてメディアに追加された素材をタイムラインに配置します。
動画をタイムラインに配置した後、ズームインさせたいクリップを選択して、タイムラインのメニューから「クロップ」を選択します。すると「クロップとズーム」の画面が表示されますので、「パン&ズーム」をクリックしてください。
「パン&ズーム」では、動画画面上に「スタート」と「終了」、二つの枠が表示されます。スタートしたい画面の枠を最初に設定し、ズームの到達地点まで終了枠をリサイズして設定しましょう。例えばスタート枠を終了枠より小さく設定すれば、動画画面はスタート枠から終了枠まで拡大(ズームイン)されます。逆にスタート枠を終了枠より大きく設定すれば、動画画面は縮小(ズームアウト)されます。
終了枠内でクリックするか、スタート枠内でクリックすれば、枠を選択して編集できます。また、編集内容を戻したい場合には、画面左下に表示されている「リセット」をクリックすることで、編集前に戻せます。ただし、最初からの編集に戻ってしまうので、注意しましょう。
Filmoraでズームイン・ズームアウトを行う際には、以下2つの注意点があります。
・画質の低下
・ズームスピードの処理速度
Filmoraでズームイン・ズームアウトをした場合には、画質の低下が生じる可能性があります。特にズームインした時は、元の解像度にピントが合っているので、画質が悪くなりやすいです。せっかく編集したのに、画質が悪くて動画が見えにくくなってしまうでしょう。元の解像度が低い場合には、あまり過度なズームはしないようにすると、画質の低下が防げます。解像度が高い場合でも、画質が低くなる可能性があります。実際にプレビューで確認しながら、ズームイン編集を施しましょう。
ズームスピードの処理速度にも気をつけないといけません。動画によっては、ズームイン・ズームアウトのスピードにより、重くなってしまいます。速いスピードでズームをした場合には、画面が固まってしまう場合があるので注意が必要です。いきなり速いスピードでズームするのではなく、ゆっくりとしたスピードから調節するようにしましょう。
手軽に動画を思うままに編集できるFilmora。ズームイン・ズームアウトを使いこなすことで、動画編集の幅が大きく広がります。使用方法も簡単なため、動画編集の初心者でも問題ありません。Filmoraの各種操作を左手デバイスTourBoxに割り当てすれば、ズームを含む様々なツールを使いこなして、より直感的に作業を進めることができます。ぜひ今回の内容を参考に、Filmoraでズームイン・ズームアウトを使いこなしてみてはいかがでしょうか。