CLIP STUDIO PAINT(通称、クリスタ)の動作が重く、処理も遅いと作業の効率が下がりますし困りますよね。今回はクリスタやOSの設定から、画像データを軽くする方法などクリスタが重いときに試してもらいたい対処法をご紹介します。クリスタを軽くしたい方はぜひご覧ください。
クリスタが重いとき、まずペンタブレットのドライバを最新バージョンにアップデートしてみましょう。古いバージョンのドライバーは処理が重く、クリスタの動作にも影響される可能性があります。アップデート後でも直らない場合は、クリスタ内の環境設定を変更しましょう。
クリスタの「ファイル」メニューから環境設定を開いてください。タブレットページで「タブレット設定」の入力頻度を確認してください。もしここか速度優先になった場合、「品質優先」に変更しましょう。
「ファイル」メニューから環境設定を開き、パフォーマンスの項目を見ます。そこで「取り消し回数」の数値を低めに設定してください。一般的には30〜50くらいで十分です。
取り消し回数とは、どれくらい前の工程に戻れるかの回数です。200と入っていれば、200工程前に戻れるということです。回数が多いと記憶量も増えるため、クリスタの動作が重くなる可能性があります。ちなみに変更後も遅い場合は下の「描画終了後、別の取消対象と判断するまでの時間」を0にしてみてください。
復元情報とは、自動でバックアップをとっておいてくれる期間のことです。取り消し回数同様にクリスタ内に記憶されるため、期間が長いほど動作が重くなります。環境設定から「ファイル」を選択し、「復元」のところの「キャンバスの復元を有効にする」の項目を確認しましょう。この項目にある「復元情報の保存間隔」を変更すると、クリスタが軽くなる場合があります。
描いているイラストのデータを軽くすると、動作も軽くなります。キャンバスサイズの変更をして、データを軽くしましょう。「編集」メニューからキャンバスサイズの変更をクリックし、サイズを変更できます。
クリスタの中で設定以外、パソコンのOS設定も動作を影響します。たとえばパソコンが省電力モードになっていると、クリスタの動作が重くなるケースがあります。
Windowsのコントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」から「電源オプション」を選択してください。電源プランの選択画面で、省電力にチェックがある場合、バランス(推奨)を選択しましょう。
アップルメニューの「システムの環境設定」をクリックし、「バッテリー」を選択してください。低電力モードにチェックが入っていないかどうかを確認してみましょう。
また、PCに2台以上の液晶ペンタブレットを含むディスプレイを接続している時、接続先のグラフィック性能により、操作が遅延が起きることがあります。すべてのディスプレイをグラフィックボード側の入力端子に繋げているか確認してください。
PCのDirectX診断ツール画面を開くと、現在接続されているグラフィックボード名が表示されています。接続が異なっていた場合は、グラフィックボード側の入力端子に変更しましょう。
クリスタの動作を早くすると、絵描きの効率も上がって作業が早くなります。そしてここでさらに作業を早くしたい方には『TourBox Elite』がオススメです。『TourBox Elite』は高度なカスタマイズができる新世代のソフトウェアコントローラー。ほぼすべてのクリエイティブソフトで使用できます。
クリスタでの作業でたとえばノブを回してブラシサイズを調節、スクロールで画像サイズのコントロール、十字キーですばやいツール切り替えなど、様々な操作を直感かつ高速に完成します。
自分でプリセットを作成する以外、公式サイトからでは世界中のTourBoxユーザーが作成したプリセットをダウンロードでき、初めての方にもすぐ使いこなせます。作業効率を格段に上げたい方は、ぜひTourBox Eliteを導入して、クリスタを快適に利用しましょう!