PowerDirectorで動画の再生速度を変更する方法

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    動画編集において基本的、かつ効果的なスキルのひとつとして、動画の再生速度を変更する方法があります。ひとつの動画のなかでスローモーションを入れたり、反対に長い尺を短時間で見せるタイムラプスを使用したりすることで、作品にメリハリができ、印象的に見せる効果が期待できます。そこで今回は、初心者の方でも比較的容易に使いこなすことができると人気の動画編集ソフト「PowerDirector」を使って動画の再生速度を変更する方法について紹介します。

    動画速度とは

    動画速度は、1秒間の動画が何枚の画像(フレーム)で構成されているかを示すフレームレートによって表され、fps(frame per seconds)という単位で表記されます。たとえば、30fpsなら1秒間に30枚、60fpsはその倍の60枚の画像で構成されていることを示しています。フレームレートが高いほど動画がなめらかに見え、低いとカクカクした動き方になります。一般的に、人の目で見た時にスムーズと感じるためには、24fps〜30fps程度のフレームレートが必要と言われています。

    スローモーションとタイムラプス

    動画の再生速度を変更することで得られる効果として代表的なものに、時間が遅くなったように感じられる「スローモーション」と反対に時間が速く進んでいるように見える「タイムラプス」があります。

    スローモーションは、再生速度よりも高いフレームレートで撮影し、これを通常の速度で再生することで実現できます。通常の再生速度で撮影した映像をゆっくりと再生する方法もありますが、この場合は、動画編集ソフトが不足する部分のフレームを自動で生成して補完してくれます。一方、タイムラプスは撮影時のフレームレートよりも速い速度で再生することで作成できます。このとき、動画編集ソフトはフレーム数を削減するため、動きが詰まって速く動いているように見えるのです。

    PowerDirectorで動画再生の速度を変える方法

    ①速度を変更したい素材を選択する

    事前準備として、速度を変更したい動画を PowerDirectorで読み込み、メディアルームからタイムラインにドラッグ&ドロップします。次にタイムライン動画を選択して、タイムライン上にある「編集」から「動画速度」を選択します。すると、「ビデオスピードデザイナー」が開くので「選択した範囲」をクリックし、再生速度を変更したい箇所に再生ヘッドを移動させます。

    編集画面

    ②範囲を指定する

    すると、「ビデオスピードデザイナー」が開かれます。クリップ全体の再生速度を変更したいなら「クリップ全体」を選択して、速度を変更できます。一部のみを変更したい場合はまず「選択した範囲」をクリックします。そして「タイムシフトの作成」ボタンを押せば、タイムラインに黄色の枠線が表示されます。枠線で変更したい部分を囲みましょう。

    範囲選択

    ③速度を調整する

    速度の調整は二つの方法で行えます。一つは「可変速」のスライドを動かして、速度を変更します。初期値の1.000から数値を上げれば早送りになり、下げればスローモーションになります。もう一つは「所要時間」の数値を調整します。元の時間より短く設定すると早送り、長くにするとスローモーションになります。

    可変速と所要時間のどちらかを調整することで、もう片方の数値も合わせて変更されます。数値を観察しながら動画の再生速度を変更しよう。最後は「OK」をクリックして完成です。

    時間設定

    動画の速度を再調整、元に戻す方法

    再生速度を変更した後、クリップの左下に緑のiアイコンが表示されます。アイコンをクリックして、「動画速度」を選択すれば、「ビデオスピードデザイナー」は開かれ、動画速度を再調整できます。速度を元に戻したいなら「リセット」ボタンを押してから「OK」をクリックすればできます。

    動画速度再調整

    まとめ

    いかがだったでしょうか。今回は PowerDirectorで動画の再生速度を変更する方法について紹介しました。動画の再生速度を変更することで作品に抑揚ができ、視聴者を飽きさせないような工夫を行うことができます。PowerDirectorで動画を編集する時、左手デバイスTourBoxを使えば、より便利に作業できます。複雑なショートカットを操作する必要がなく、様々なツールや機能は指先を軽く動くだけで自由に使いこなせます。初心者でも快適な動画編集を体験できるTourBoxシリーズ、ぜひ使ってみてください。

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