動画の編集や制作などの作業で、字幕・テロップを入れることはよくある工程です。本記事は動画編集ソフトPower Directorで動画に字幕を入れる方法について解説していきたいと思います。やり方は簡単ですので、興味がある方はぜひ本記事で紹介したやり方を試してみてください。
PowerDirectorで動画に字幕を入れる方法のひとつに、「字幕ルーム」を使う方法があります。字幕ルームでは画面の右手にある再生ウィンドウを見ながら、字幕を差し込みたいと思ったところで一時停止をして、字幕を入れる場所を指定することができます。その後はそれぞれのタイミングでテキストを入力していくだけです。
先に字幕を入れる場所を指定し、その後でテキストを入力できるので一度にたくさんの文字をテキスト化することが可能です。入力するテキストの量がたくさんあるときなどには字幕ルームを活用していきましょう。
まずは、操作画面の上のほうにある「字幕」ボタンをクリックしてください。「自動文字起こし」「手動で字幕を作成」「ファイルから字幕を読み込み」といった選択肢が出てくるかと思いますので、真ん中の「手動で字幕を作成」を選択しましょう。
次に動画を再生します。字幕を入れたい場所で「+」ボタンををクリックすれば、その位置に字幕マーカーが追加されます。字幕の内容や位置、フォントなどは後で編集できますので、まず位置を決めましょう。
動画の再生を止めると、字幕マーカーの位置に字幕クリップが作成されます。そして各字幕クリップの開始・終了時間が表示され、テキストの内容も自由に編集できます。開始時間や終了時間のところをクリックすれば、時間の調整も可能です。
その他、上部の各ボタンでは字幕の追加と削除、結合と分割、位置調整、テキスト形式変更など、様々な機能を利用できます。まず字幕を入れたい位置をざっくり決めて、後で具体的の内容などいろいろ細かく調整することがお勧めです。
PowerDirectorで字幕を差し込むもうひとつの方法はタイトルルームを使うことです。タイトルルームでは挿入する字幕の種類を選択し、タイムライン上にドロップした後、テキストの入力や細かい表示方法の設定ができるようになっています。
文字の見た目を変えたり、表示されるときのエフェクトを追加したりと、演出にしっかりとこだわることができます。単なる字幕ではなく、さまざまな装飾を通してより注目されやすいテロップに仕上げることができます。
まずは、PowerDirector画面上部にある「T(タイトル)」ボタンをクリックします。するとソフト内蔵のタイトル形式が表示されますので、そこから使いたいタイトルを選んで、タイムライン上へドラッグ&ドロップしましょう。
タイムライン上にあるタイトルのクリップをダブルクリックすれば、編集ウィンドウが表示されます。ここではテロップの内容、フォント、サイズ、色など、様々なパラメーターを自由に調整できます。調整した内容のはすぐ動画画面上で反映されますので、効果を確認しながら調整しましょう。
右下の詳細ボタンを選択すると、詳細編集画面が出てきます。ここではより細かい装飾や演出を設定できります。「フォント」「境界線」「シャドウ」「テキスト背景」「反射効果」「3Dの設定」「オブジェクトの設定」「タイトル表示範囲マスク」「特殊エフェクト」など幅広い編集が可能です。
もし作成したタイトルを削除したくなった場合には、タイムライン上にあるタイトルを選択した状態でDeleteキーを押すか、右クリックで「削除」を選択すればOKです。
今回は動画編集ソフトPower Directorで動画に字幕を入れる方法についてお話ししました。字幕を入れる時の動画再生、一時停止、再生ヘッド移動、特定のボタンをクリック等の操作は左手デバイスTourBoxを使えば、マウスとキーボードだけの操作より遥かに快適に完成できます。もちろん字幕以外、動画編集での他の作業、例えば動画カット、カラー調整なども、TourBoxを通じて効率化できます。片手にマウス、片手にTourBox、両手を有効活用しながら、より魅力的な動画を作り上げられるはずです。