Premiere Pro(プレミアプロ)で動画の色温度、彩度、露光量、コントラストなどを調整したい時、調整後の画面とオリジナルの画面を比較したい時はよくあります。Premiere Proでの色調補正は基本「Lumetriカラー」パネルで行いますので、エフェクトコントロールで「Lumetriカラー」をオンオフ切り替えることで補正前後の効果を比較できます。
ただし色調補正作業中に毎回このオンオフをマウスで切り替えるのもちょっと面倒ですよね。実はプレミアプロの「Lumetriカラーエフェクトをバイパス」機能を使っても同じ効果を実現できます。そして左手デバイスTourBoxで「Lumetriカラーエフェクトをバイパス」を操作すれば、さらに効率よく作業を進めることができます。ここからはその設定方法を紹介します。
Premiere Proのデフォルト設定で「Lumetriカラーエフェクトをバイパス」にショートカットを設定していませんが、手動で追加することができます。Premiere Proのキーボードショートカット画面で「Lumetriカラーエフェクトをバイパス」を検索し、ショートカットキーを設定しましょう。
2、あとはTourBox Consoleで設定したショートカットをボタンに登録して設定が完了です。タグでショートカットに名前を付けるとより分かりやすくなります。
これでPremiere Proで動画のカラー調整をする時、TourBoxのボタンを長押しすると色調補正前の画面が表示され、ボタンを離すと補正後の画面が表示されます。簡単に色調補正前後を比較できますので、ぜひ試してみてください!
TourBoxシリーズは高度なカスタム性能を備える、クリエイターの為に設計された左手デバイスです。上記で紹介した比較以外、色調補正作業自体もTourBoxで効率的に完成できます。TourBoxでは一般的なショートカット以外、色調補正用の様々なパラメータも機能としてボタンに割り当てできます。さらに「TourMenu」機能を利用すれば、以下の画像のように、常用のパラメータをまとめて、自分だけの色調整メニューを作成できます。パラメータの選択から調整まで片手だけで完成して、マウスで画面上のスライダーをドラッグする必要はありません。