クリスタPROとEXの違いは？両バージョンの違いを詳しく解説

CLIP STUDIO PAINT（クリスタ）には、『PRO』『EX』の2種類があります。ソフトウェアの使用用途によって、どちらを購入するか判断する必要があります。今回は『PRO』『EX』の機能の違いについて紹介します。

1、『PRO』で出来ること

CLIP STUDIO PAINT PROでは、イラスト・漫画・ショートアニメーションの作成に使える基本的な機能を搭載しています。アニメーションについては24フレーム/3秒での作成が可能です。

【PROで使用できる機能】

・ペンやブラシなど各ツールのカスタマイズ、保存機能
・3Dデッサン人形や3D素材
・定規、バース定規、ガイド表示機能
・ベクターレイヤー、ベジェ曲線機能
・レイヤー合成モード
・フィルター効果機能
・色調補正レイヤー機能
・CMYKカラーの入出力
・Photoshopとの連携や併用
・illustratorとの連携
・漫画の吹き出し、台詞の配置
・コマ枠、コマ割りの設置
・トーンの貼り付け、トーン機能
・収録素材の活用
・ショートアニメーション制作機能

基本的なイラストや漫画作成、ショートアニメーションを作りたいという方は『PRO』で十分です。大体の方は『PRO』で納得のいく作業が行えるかと思います。CLIP STUDIO PAINT PROを実際に使用し、足りない要素等が出てきた場合は『EX』の検討を行いましょう。もし後PROからEXに切り替えたいと思った時には、優待により差額分を支払うことでアップグレードを行うことが出来ます。

2、『EX』で出来ること

CLIP STUDIO PAINT EXは基本PROの増強版になります。PROで出来るすべての機能にが利用可能、さらに複数ページの漫画作品を一括管理することのでき、長編のアニメーションの作成、電子書籍形式のファイル出力、3Dモデルや写真から線画を抽出、製本の3Dプレビューなど、多くの機能が追加されています。クリスタの完全版だと言えます。

【EXで追加される機能一覧】

・4図面パレット
・光沢レイヤー
・トーンの消去やグレー変換
・フィルタプラグイン対応
・ストーリーエディター
・2DLTレンダリング機能
・3DLTレンダリング機能
・3Dレイアウト機能
・ページ管理ウィンドウ
・ページの見開きや単ページ、トンボ合わせ
・綴じ位置や開始ページの変更
・ノンブル、ページ番号変更
・作品情報管理
・ページファイル名の整列
・チーム制作機能
・共同作業管理
・複数ページの書き出し
・複数ページの印刷
・BOOK LINER相当の同人誌入稿支援機能
・Webtoon制作機能の一部機能
・kindleフォーマット出力機能
・EPUB出力機能
・PDF入出力機能
・アニメーションセルやタイムシート出力
・Open Toonzシーンファイル
・フレーム数の制限なし解放
・カメラ機能
・東映アニメーションデジタルタイムシート連携機能

このように『PRO』と比較して、追加で加わる機能が28種類あり、作業の幅がかなり広がります。本格的に漫画やアニメ制作を行いたい、クリエイターとして活動するなら、間違いなくクリスタEXを選ぶべきでしょう。

クリエイターとして活躍したい方に

以上、CLIP STUDIO PAINT『PRO』と『EX』の違いについてご紹介させて頂きました。まだクリスタについてあまり詳しくない方なら、まずはPROを使用してみて、そして必要があれば差額分を支払い『EX』にアップグレードすることをオススメします。

完全版のクリスタEXはもちろん、PROの方にもイラスタ作成や漫画制作に必要な機能を搭載しており、機能は決して少なくないです。機能毎にメニューやツールの位置、マウス・キーボードのショートカットキー組み合わせを覚える必要がある為、面倒には感じませんか？

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